ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Ω粒子」の意味・わかりやすい解説 Ω粒子オメガりゅうしΩ-particle 素粒子で,ハイペロンの一種。質量 1672.4MeV,電荷-1の粒子で,スピン 3/2,パリティ+,ストレンジネス-3,平均寿命 0.821×10-10秒でΞ粒子とπ中間子,またはΛ粒子と K-中間子に崩壊する。クォーク構造は sss。ハイペロンのなかでは最も遅く,1964年に泡箱写真のなかで発見されたが,それ以前から存在が理論的に予想されていた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by