精選版 日本国語大辞典「あざとい」の解説
あざと・い
〘形口〙 あざと・し 〘形ク〙 (「あさとい」とも)
① 思慮が浅い。あさはかである。子供っぽい。
※浄瑠璃・信田森女占(1713)四「あざといたくみむまむまとくふた」
※歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)大詰「それをあざとい女の恨み、舅も嫁もおれが手に」
② 小利口で憎らしい。やりかたがあくどい。
※浄瑠璃・諸葛孔明鼎軍談(1724)五「あざとい手めでねだ切り、相手をして遣らうとは、のぶとい胴取り」
あざと‐さ
〘名〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報