アダムソン(英語表記)Joy Adamson

改訂新版 世界大百科事典 「アダムソン」の意味・わかりやすい解説

アダムソン
Joy Adamson
生没年:1910-80

イギリスの作家。オーストリアの生れ。アフリカに渡ってケニアの狩猟監視官の妻となり,雌ライオンを育てた記録《野生のエルザ》(1960)で世界的に有名になった。画家としても優れ,民族画,動植物画の傑作が多く,大部分はケニアの国有財産になっている。晩年は自然保護活動に傾倒エルザ野生動物基金を設立するとともに,野獣の飼育実験も行い,《いとしのピッパ》(1969)などの作品がある。1980年1月にケニア北部のシャバ野生生物保護区のキャンプでヒョウの野生復帰実験中,使用人によって殺害された。
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百科事典マイペディア 「アダムソン」の意味・わかりやすい解説

アダムソン

英国の写真家。スコットランド生れ。1841年カロタイプ興味を持ち,その技術を学ぶ。1843年エディンバラに写真スタジオを開業。同年よりヒル共同でカロタイプによる肖像写真撮影を開始する。アダムソンがライティングと撮影,ヒルがプリント作業を担当し,〈アダムソン&ヒル〉として知られた。約1500点の肖像写真のほか,風景,風俗写真などを残した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アダムソン」の意味・わかりやすい解説

アダムソン
Adamson, Robert

[生]1852
[没]1902
イギリスの哲学者,哲学史家。カント研究者として著名。カントの批判的立場を受継いで,批判的経験論ないしは実在論を提唱した。主著"On the Philosophy of Kant" (1879) 。

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