アナタハン島(読み)アナタハントウ(その他表記)Anatahan Island

デジタル大辞泉 「アナタハン島」の意味・読み・例文・類語

アナタハン‐とう〔‐タウ〕【アナタハン島】

Anatahan》太平洋西部、マリアナ諸島の島。サイパン島北方にあり、北マリアナ連邦に属する。標高788メートルの火山があり、2000年以降、たびたび大規模な噴火が起こっている。太平洋戦争中に日本兵らが漂着終戦を知らずに数年間暮らしており話題となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「アナタハン島」の意味・わかりやすい解説

アナタハン[島]
Anatahan Island

西太平洋,マリアナ諸島の無人島。サイパン島の北120kmに位置する。面積3km2。島は東西に長い楕円形の死火山で,中央クレーター,東西に標高それぞれ702m,774mの峰がある。太平洋戦争中,31名の日本兵と軍属が漂着し,そのまま日本の敗戦を知らずにこの島に残留,1951年にそのうちの19名と,同島に住んでいた日本人女性1名が帰国して話題となった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アナタハン島」の意味・わかりやすい解説

アナタハン島
あなたはんとう
Anatahan

太平洋中西部、ミクロネシア、マリアナ諸島の島。サイパン島の北方に位置し、アメリカ自治領の北マリアナ連邦に属す。東西8キロメートル、南北2キロメートル、標高788メートルの火山島で、旧噴火口が残っている。第二次世界大戦前は日本の委任統治領であったが、1945年(昭和20)アメリカ軍に占領され、戦後8年間にわたって残留日本兵および軍属が生き延びていた。現在は無住

[大島襄二]

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