現代外国人名録2016 「アニッシュカプーア」の解説
アニッシュ カプーア
Anish Kapoor
- 職業・肩書
- 彫刻家
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1954年3月12日
- 出生地
- インド・ボンベイ(ムンバイ)
- 勲章褒章
- CBE勲章
- 受賞
- ベネチア・ビエンナーレ2000年賞(第44回)〔1990年〕,ターナー賞〔1991年〕,世界文化賞(彫刻部門,第23回)〔2011年〕
- 経歴
- 17歳で渡英、ロンドンで美術教育を受ける。1980年代初め、鮮烈な色彩を放つ魔術的な彫刻でロンドン美術界に頭角を現した。その後、重厚なモノクロームの世界が出現、吸引力のある深いブルーの作品を発表。’90年英国代表として第44回ベネチア・ビエンナーレに参加し、2000年賞受賞。英国新彫刻を担う一人となる。’95年山口県厚狄郡楠町で栽培されているヒョウタンを使った新しい彫刻のプロジェクトのために来日。’99年東京で個展を開催。2011年パリのグラン・パレで旧約聖書に登場する巨大な海獣をモチーフにした「Leviathan(レヴァイアサン)」を発表。2012年のロンドン五輪の記念モニュメントであるらせん状の鉄の塔「オービット」のデザインも手がける。他の作品に「1000の名前」(1979〜80年)、「虚なる母」など。母国インド文化をベースに、深い精神性を感じさせる独創的な現代彫刻家で、作品に二重の意味を込めた“両義性の作家”とも評される。ナイト爵位を叙せられる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報