現代外国人名録2016 「アブドラオジャラン」の解説
アブドラ オジャラン
Abdullah Öcalan
- 職業・肩書
- 政治家 クルド労働者党(PKK)創設者
- 国籍
- トルコ
- 生年月日
- 1948年4月4日
- 出生地
- シャンルウルファ県
- 学歴
- アンカラ大学政治学部
- 経歴
- 貧農の出身。1978年クルド労働者党(PKK)を創設、マルクス・レーニン主義を信条にクルド民族の分離独立を掲げる。トルコ政府の弾圧により、’80年シリアへ亡命。’84年国外から指令を出し、政府要人をはじめ旅行者までをもテロの標的とした過激なゲリラ戦を開始。’98年シリアを出国、亡命先を求め転々とする。同年11月ドイツの国際手配に基づきイタリアで逮捕されるが、その後ドイツ政府が国際手配を撤回。イタリア司法当局からも法的拘束を解かれ、’99年1月出国。ケニアのギリシャ大使館に潜伏するが、同年2月拘束されトルコに送還、6月イムラル島の国家治安裁判所特設法廷で判決公判が開かれ、国家反逆罪などで死刑判決、11月トルコ最高裁が判決を支持し上告を棄却、12月弁護側の再審請求も棄却され、死刑が確定。2000年1月トルコ連立与党が、欧州人権裁判所の判断が示されるまで刑の執行の一時凍結を決定。2002年8月死刑制度廃止に伴い、終身刑に減刑され服役。2013年3月トルコ国会で、クルド系政党である平和民主党(BDP)の議員が、PKKが武装闘争から方針転換する事を示唆するオジャランの声明文を読み上げた。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報