デジタル大辞泉 「アベシェ」の意味・読み・例文・類語 アベシェ(Abéché) チャド東部の都市。首都ヌジャメナとスーダンのエルファーシルと幹線道路で結ばれる。同国東部の中心都市であり、かつてワダイ王国の都が置かれ、交易の拠点として栄えた。ダルフール紛争時には20万人以上の難民が流入した。アベチェ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アベシェ」の意味・わかりやすい解説 アベシェAbéché チャド東部の町。ワダイ県の行政庁所在地。サル北北東約 580kmに位置。1912年チャドと統合してフランス領となるまでは,この地方に栄えたイスラムのスルタン支配の独立したワダイ王国の首都であった。牧畜地帯の中心地で畜産物の交易中心地。道路交通の要地。国内空港がある。人口 7万7400(2010推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
百科事典マイペディア 「アベシェ」の意味・わかりやすい解説 アベシェ チャドの東部にある町。スーダンのダルフール地方からナイル川上流域に通ずる主要道路とリビアのクフラ・オアシスを経て地中海岸のベンガジに通ずるサハラ横断隊商路の交わる地点に位置し,隊商の盛んな時代には交易の中心地として栄えた。また20世紀初頭までこの地域を支配していたワダイ王国の首都であり,その遺跡が残されている。人口9万7963人(2009)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報