ヌジャメナ(英語表記)Ndjamena

デジタル大辞泉 「ヌジャメナ」の意味・読み・例文・類語

ヌジャメナ(N'djamena)

アフリカ中北部、チャド共和国首都。同国南西部に位置し、チャド湖に注ぐシャリ川を挟んでカメルーンとの国境に接する。中世にはカヌリ王国の中心地になり、サハラ交易の中継地として栄えた。河港を有し、交通要地。旧称フォールラミ。人口、行政区53万(1993)。エンジャメナンジャメナ

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精選版 日本国語大辞典 「ヌジャメナ」の意味・読み・例文・類語

ヌジャメナ

  1. ( N'Djamena )[ 異表記 ] ウンジャメナ・ンジャメナ アフリカ中部、チャド共和国の首都。チャド湖の南東方、シャリ川とロゴーヌ川の合流点にある商業都市国際空港がある。旧称フォールラミー。

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改訂新版 世界大百科事典 「ヌジャメナ」の意味・わかりやすい解説

ヌジャメナ
Ndjamena

アフリカ中央部,チャド共和国の首都。1973年まではフォール・ラミーFort Lamyといった。人口61万(2003)。国の南西部を流れるシャリ川に臨む河港で,隊商路などによってナイジェリア中央アフリカスーダンなどに通じる陸路の要衝であり,国際空港もある。家畜,塩,ナツメヤシ穀物などの集散地で,皮革工業や食品加工などの工業が盛んである。伝統的な土着住民は広大な周辺地域からの移住者であるため,多種多様な部族で構成され,共通語としてアラビア語を用いた。町は1900年にフランス軍によって建設されたが,イスラム勢力の抵抗が激しかったため要塞の形がとられ,フランスの探検家ラミー将軍の名にちなんで,フォール・ラミー(ラミー城塞)と名付けられた。03-14年の間は反フランス的なイスラム諸勢力を武力鎮圧するための作戦基地としての役割が,植民地の政治的中心の機能より重視された。チャドが60年に独立してからはその首都となったが,その後も73年まではフランス軍が駐留していた。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヌジャメナ」の意味・わかりやすい解説

ヌジャメナ
ぬじゃめな

エンジャメナ

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