アマミヤマシギ(その他表記)Scolopax mira; Amami woodcock

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アマミヤマシギ」の意味・わかりやすい解説

アマミヤマシギ
Scolopax mira; Amami woodcock

チドリ目シギ科。日本固有種。全長約 36cm。ヤマシギに似るが,やや大きく,脚もやや長い。頭部地色が淡い褐色で,眉斑が白く,細い黒褐色の過眼線があり,頭頂から後頸にかけて 4本の黒褐色の横帯がある。背や上面は褐色と黒色白色の複雑なまだら模様である。胸から腹はくすんだ白地に褐色の細かい横縞模様がある。奄美群島奄美大島から徳之島で繁殖し,留鳥として分布する。冬季は琉球諸島大東諸島にも生息するが,繁殖は確認されていない。森林に生息し,休耕田湿原にも姿を見せる。(→渉禽類

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小学館の図鑑NEO[新版]鳥 「アマミヤマシギ」の解説

アマミヤマシギ
学名:Scolopax mira

種名 / アマミヤマシギ
目名科名 / シギ科
解説 / 日本固有種。鹿児島県の奄美大島だけにすみ、習性はヤマシギとよく似ています。同じ場所で、ヤマシギも越冬します。
全長 / 36cm
食物 / 昆虫ミミズムカデなど
分布 / 鹿児島県奄美大島にすむ留鳥
環境 / 森林
鳴声 / ギー、ギー
絶滅危惧種 / ★

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世界大百科事典(旧版)内のアマミヤマシギの言及

【ヤマシギ(山鷸)】より

…枯葉の多い地上に浅いくぼみをつくって巣とし,1腹4個の卵を産む。 奄美大島,加計呂麻島,徳之島,沖縄本島にはよく似た近縁種のアマミヤマシギS.mira(英名Amami woodcock)が留鳥としてすむ。【高野 伸二】。…

※「アマミヤマシギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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