アムンゼンスコット基地(読み)アムンゼンスコットキチ

デジタル大辞泉 「アムンゼンスコット基地」の意味・読み・例文・類語

アムンゼンスコット‐きち【アムンゼンスコット基地】

南極大陸にある米国の観測基地。1957年に南極点付近に建設標高2835メートル、厚さ約2800メートルの氷の上に位置する。現在の基地は2007年に新設されたもので、建物全体をジャッキで持ち上げる高床式構造をとり、雪に埋まらない工夫がされている。名称は南極点初到達を目指した二人の探検家ノルウェーアムンゼン英国スコットに由来する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アムンゼンスコット基地」の意味・わかりやすい解説

アムンゼン‐スコット基地
あむんぜんすこっときち
Amundsen-Scott Station

南極点基地ともいう。アメリカが必要物資をすべて空輸し、1957年1月24日、南極点に開設した観測基地。南極点への初到達を争った2人の名にちなんでいる。標高2835メートル、氷の厚さ約2800メートル。年平均気温は零下約49℃。堆雪(たいせつ)のため現在の基地は2代目で、建物の多くは直径約50メートルのドームに覆われている。女性を含む20人程度が毎年越冬している。

[楠 宏]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アムンゼンスコット基地」の意味・わかりやすい解説

アムンゼンスコット基地
アムンゼンスコットきち
Amundsen-Scott Station

1957年,南極点に設置されたアメリカ南極探検隊の観測基地。標高 2800mであるが氷の厚さは 2810mとされ,基盤の高さはほぼ 0m。年平均気温-49.3℃ (12月-28.1℃,7月-59.2℃) 。極点付近の氷の表層は,西経 43°の方向に,1年間 10mほどの速さで動いている。

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