現代外国人名録2016 の解説
アリアーヌ ムヌーシュキン
Ariane Mnouchkine
- 職業・肩書
- 演出家,映画監督 太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)主宰
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1939年3月3日
- 出生地
- ブーローニュ・シュル・メール
- 学歴
- ソルボンヌ大学
- 受賞
- 国際イプセン賞(第2回)〔2009年〕
- 経歴
- 在学中の1959年パリ学生演劇協会を設立、’61年演出家としてデビュー。’64年パリの学生たちにより結成された前衛劇団の太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)に参加、主宰。’66〜67年シーズンにA.ウェスカー作「調理場」の上演で注目を集める。’70年弾薬庫を改造した劇場に本拠を移して創作活動を続ける。台詞術重視の西欧演劇の伝統的な考え方に対し、俳優の身体性を前面に出すのが特徴で、’70年代即興演技を生かした集団創作という手法で注目された。特にフランス革命を題材にした「1789年」(’70年)、「1793年」(’72年)などの作品でヨーロッパを代表する劇団としての地位を確立。’80年代からのシェイクスピア劇(「リチャード2世」「十三夜」)、’90年からのギリシャ悲劇の連続公演で話題を集めた他、中近東やアジア演劇の身体技法を取り入れた演出で注目を浴びる。他の作品に「恐ろしくも未完のノロドム・シアヌーク、カンボジア王の物語」(’85年)、「堤防の上の鼓手」(’99年)、「最後のキャラバン宿」(2003年)など。映画の演出も手がけ、「1789年」や「モリエール」「夜の太陽」などがある。2001年来日公演。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報