いの町(読み)いの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「いの町」の意味・わかりやすい解説

いの〔町〕
いの

高知県北部に位置する町。町域は南北に長く,北部は石鎚山脈を挟んで愛媛県と接し,南部は仁淀平野の一部をなす。 2004年 10月本川村,伊野町,吾北村が合併し,いの町となる。町役場の所在地は旧伊野町。町域の大部分山林に覆われ林業が主産業。電源開発が進み,吉野川上流およびその支流にはダムや発電所が点在する。土佐紙の発祥地である旧伊野町は,製紙業がいまも盛ん。北部は石鎚国定公園に属し,県下最高峰の瓶ヶ森山がそびえ,国道 194号線,県道 40号線 (石鎚公園線) ,さらには林道の瓶ヶ森線が整備され,観光客を集める。南部は宅地化が進み,JR土讃線,土佐電気鉄道伊野線,国道 33号線が東西に走る。中央部は仁淀川の支流,上八川川 (かみやかわがわ) 沿いに県の東西を結ぶ国道 439号線が通る。面積 470.97km2。人口 2万1374(2020)。

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日本歴史地名大系 「いの町」の解説

いの町
いのちよう

2004年10月1日:吾川郡伊野町・吾北村土佐郡本川村が合併
【本川村】高知県:土佐郡
【伊野町】高知県:吾川郡
【吾北村】高知県:吾川郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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