イブレア(その他表記)Ivrea

デジタル大辞泉 「イブレア」の意味・読み・例文・類語

イブレア(Ivrea)

イタリア北西部、ピエモンテ州の都市。トリノの北東約45キロメートル、アルプス南麓を流れるドラバルテア川沿いに位置する。近代以降、工業都市として発展。事務機器製造で知られるオリベッティの創業地。20世紀に工場、社宅、公共施設などを一体化した産業都市として設計・建設された建築物群がある。この地域は、2018年、「20世紀の産業都市イブレア」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。イブレーア。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イブレア」の意味・わかりやすい解説

イブレア
Ivrea

イタリア北西部,ピエモンテ州トリノ県の町。ラテン語ではエポレディア Eporedia。トリノの北北東約 50km,ドラバルテア川河岸に位置する。金鉱があったため前143年,ローマがケルト系のサラッシ人から奪取した。中世に入ってランゴバルド王国(→ランゴバルド族)の統治下に置かれ,その後 950年にベレンガーリョ2世,1002年にイブレア辺境伯アルドゥイーノと 2人のイタリア王に支配され,1266年にモンフェラト侯領に,1313年にはサボイア家領となる。近代以降は繊維,食品工業が盛ん。タイプライタで著名な事務機器メーカー,オリベッティの本社があり,その工場や関連施設群は 2018年世界遺産の文化遺産に登録された。毎年 2月に催されるオレンジを投げ合う歴史的な祝祭で有名。人口 2万4188(2006推計)。

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改訂新版 世界大百科事典 「イブレア」の意味・わかりやすい解説

イブレア
Ivrea

イタリア北部,ピエモンテ州トリノ県の都市。人口2万7694(1981)。アルプス南麓にあり,その起源はローマ時代にさかのぼるが,20世紀初めにオリベッティ社が設立されてから急速に工業化,都市化が進み,人口も急増した。多様な工業が集中している今日も同社との関係は深く,その社員住宅や厚生施設等は,この市の都市計画を主導する形で建設され,企業と地域社会の関係のひとつのモデルを提示している。
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