コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

いりこ(煎海鼠) いりこ

1件 の用語解説(いりこ(煎海鼠)の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

いりこ【いりこ(煎海鼠)】

ナマコ類の煮干し品。きんこ(光参),ほしこともいう。主としてクロナマコ,マナマコバイカナマコなどで作るが,キンコも用いる。現在ではおもに中国料理に用いられるが,古くは日本でも重要な食品で,《令義解(りようのぎげ)》にその名が見え,《延喜式》によると若狭以下6ヵ国から貢納されていた。中国では海参(ハイシエン)というが,これはチョウセンニンジンに似た薬効があるとされたことによる。製法は内臓を抜き去り,希薄食塩水で1時間ほど煮熟して放冷し,天日または火力で乾燥する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のいりこ(煎海鼠)の言及

【俵物】より

…いりこ,干しアワビ,フカのひれなどの海産物を俵に詰めて輸送したために起こった呼称。近世長崎貿易において中国貿易で銅代替輸出品として重要な地位を占めていた。…

【中国料理】より

…薬用ニンジンと同じ滋養効果があるということからこの名がついた。日本では同様のものをいりこという。とげのあるのはマナマコからつくり,ないものはキンコやフジコからつくる。…

【ナマコ(海鼠)】より

シロナマコ(イラスト)やコモンイモナマコなどは,体の後部が尾のように細くのびている。マナマコはよく酢の物にして食べ,煮て干したいりこは〈海参〉と呼ばれて強精剤にされ,またキンコ(イラスト)も別名フジコと呼ばれ一時は大量に乾製品がつくられた。〈このわた〉は,内臓を塩づけにしたものであり,〈このこ〉は卵巣を塩づけにして乾燥したものである。…

【煮干し】より

…魚貝類を煮て乾燥させたもの。イワシ類,イカナゴ,貝柱,アワビ,エビ,ナマコなどを材料としてつくられるが,ナマコのそれはいりこ,イワシ類,イカナゴなどの稚魚でつくったものは白子(しらす)干し(白子)と呼ぶ。単に煮干しといえばふつうは小型のカタクチイワシやマイワシを食塩水で煮たのち天日乾燥したものを指す。…

【マナマコ(真海鼠)】より

…ナマコ綱マナマコ科の棘皮(きよくひ)動物。日本各地に分布し,潮間帯から水深30mくらいまでの浅海にすむ。体長20~30cm,体幅6~8cmの円筒状。体色には変異があって外洋の岩礁にすむものは濃淡の褐色と栗色の斑紋があって俗にアカコと呼ばれる。また内湾の砂泥底にすみ,暗青緑色から黒っぽいものはアオコと呼ばれ,極端に黒いのはクロコとも呼ばれる。背面から側面には大小の円錐形のいぼ足がほぼ6縦列に並ぶ。腹面は赤みを帯び,管足は3縦帯に密生している。…

※「いりこ(煎海鼠)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

いりこ(煎海鼠)の関連キーワード水肺干し竿海参金海鼠煮干し粉干し干し海老干し海鼠干し肉煮干し出し

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone