[生]1899 [没]1945 アメリカの社会学者。社会学,社会心理学の概念を学校社会の研究に適用した。社会的有機体としての学校,地域社会と学校,教師の役割とそのタイプ,教師と生徒の関係,学校と生徒の文化といった問題を,参与観察,事例記録,日記,書簡,伝記などを資料として利用,分析した。この現実重視の姿勢は,その後の欧米・日本の学校社会学の研究に大きな影響を与え,解釈的アプローチを特徴とする「新しい教育社会学」にもつながっている。主著,学校社会学の古典的名著とされる『学校集団』 The Sociology of Teaching (1932) 。