出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…古代北欧の英雄時代と中世ドイツの騎士世界に強くあこがれ,神話・伝説を素材にしたロマン的な物語,戯曲を多作,ナポレオンに抑圧された当時のドイツ国民の民族精神を鼓舞しひろく愛好された。水の妖精の悲恋をえがいた代表作《ウンディーネUndine》(1811)はロマン主義文学の典型として,ホフマンのオペラ,ジロードゥーの戯曲《オンディーヌ》によって今日でも親しまれている。【中井 千之】。…
…ウィーンを中心に,魔法劇のジングシュピールが流行したのも一つの先駆といえる。モーツァルトの《魔笛》からシューベルトの《魔法のハープ》(1820)へ向かうこの幻想劇の線に沿って,ホフマンの《ウンディーネ》(1816),ウェーバーの《魔弾の射手》(1821)が生まれる。ウェーバーはまた《オベロン》(1826)でも序曲冒頭に〈魔法のホルン〉のモティーフを使って,ロマン的妖精劇を展開した。…
…そして,魂を手に入れる方法の一つが人間と結婚することである。パラケルススはこの人魚伝説を参考にし,彼が錬金術上のシンボルとして創案した水の精ウンディーネをも,人間と結婚することで魂を得る存在と性格づけた。このような人魚観は,フケーの《ウンディーネ》やジロードゥーの《オンディーヌ》の素材となった。…
※「ウンディーネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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