デジタル大辞泉
「エンナ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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エンナ
えんな
Enna
イタリア南部、シチリア自治州エンナ県の県都。人口2万9702(2001国勢調査速報値)。「シチリアのへそ」といわれるこの町は、シチリア島の中央部、標高931メートルの丘上に位置する。紀元前7~前6世紀に、ギリシア人植民地ヘンナHennaとして発足。1927年に、カストロジョバンニCastrogiovanniを改めて現在の名になる。かつて硫黄(いおう)の生産、農産物の取引が盛んに行われていたが、生産年齢層の流出が著しく、経済活動は停滞している。
[堺 憲一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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エンナ
Enna
イタリア南西部,シチリア島にある町。シチリア州エンナ県の県都。パレルモの南東約 100km,標高 930mの高原に位置し,島のほぼ中央にある。古代のエンナはギリシアの影響を強く受け,ヘレニズム文化の中心であった。のちにシラクーザのディオニュシオス1世の手に落ち,カルタゴを経て,ローマに属する。 859年から 1087年までサラセンに占領された。主要な建物は八角形のフリードリヒ2世の塔,大聖堂 (1307) ,城など。人口2万 8296 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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