現代外国人名録2016 「オジャンタウマラ」の解説
オジャンタ ウマラ
Ollanta Humala
- 職業・肩書
- 政治家,元軍人 ペルー大統領
- 国籍
- ペルー
- 生年月日
- 1962年6月27日
- 出生地
- リマ
- 本名
- ウマラ・タッソ,オジャンタ〈Humala Tasso,Ollanta Moisés〉
- 学歴
- Colegio Franco Peruano,カトリカ大学,ペルー陸軍士官学校卒
- 経歴
- 7人兄弟の2番目で、先住民系の父は労働関係の弁護士で左翼民族主義の指導者。父の方針で学力の高い日系人学校ラ・ウニオン校に通い、1980年ペルー陸軍に入隊し、陸軍士官学校に入学。カトリック系の大学院でも学ぶ。陸軍で20年以上を過ごし、左翼ゲリラや麻薬密売組織の取り締まりに従事した。2000年10月弟らと部下を率いてアルベルト・フジモリ大統領の退陣を求める反乱を起こし、一躍その名を知られた。フジモリ政権の崩壊後に恩赦で軍に復帰、パリ、ソウルなどの大使館で駐在武官を務める。2005年退官し政治家に転身、ペルー国民主義党を創設。2006年大統領選に出馬、資源の国家管理など急進的な主張を掲げたが、アラン・ガブリエル・ガルシア・ペレスに決選投票で敗れた。以後、貧困対策と経済成長の両立を強調するなど穏健なイメージ戦略を打ち出し、2011年6月大統領選に当選、7月就任。“コマンダンテ(隊長)”の愛称で呼ばれる。“オジャンタ”の名はインカ帝国の戦士に由来し、先住民の言葉で“皆が仰ぎ見る戦士”の意味を持つ。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報