オッペンハイム
Lassa Francis Lawrence Oppenheim
生没年:1858-1919
第1次大戦前のイギリスの代表的国際法学者。ドイツに生まれ,ドイツの諸大学で法学を教え主に刑法に関心をもったが,1895年イギリスに移住,以来国際法に専念,1908年からケンブリッジ大学でJ.ウェストレーク教授の講座を継いだ。彼の名声を世界的にしたのは1905年に第1巻〈平時法〉の部分を出した《国際法》である。翌年の第2巻〈戦時法〉とともに,最も基本的な文献として今日まで利用されており,後継者の手による改訂版が版を重ねてきている。ドイツ流の理論と英米的な事実・判例重視とをたくみに調和させた平明な英文記述が特色である。
執筆者:筒井 若水
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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オッペンハイム
Oppenheim, Lassa Francis Lawrence
[生]1858.3.30. ビンディッケン
[没]1919.10.7. ケンブリッジ
ドイツ生れのイギリスの法学者。フライブルク (1885) ,バーゼル (91) の各大学の法学教授。 1895年イギリスに渡り,ケンブリッジ大学教授 (1908~19) として国際法を担当した。『国際法雑誌』 Zeitschrift für Völkerrechtを編集し,またその著『国際法』 International Law (2巻,05~06) で広く認められた。同著は,H.ラウターパハトなどによって改訂され,版を重ねた。オッペンハイムはこの書のなかで,実定法主義をとり,国際法と国内法を峻別する二元論の立場を取った。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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オッペンハイム
生年月日:1858年3月30日
ドイツ生まれのイギリスの法学者
1919年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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