ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オッペンハイム」の意味・わかりやすい解説
オッペンハイム
Oppenheim, Lassa Francis Lawrence
[没]1919.10.7. ケンブリッジ
ドイツ生れのイギリスの法学者。フライブルク (1885) ,バーゼル (91) の各大学の法学教授。 1895年イギリスに渡り,ケンブリッジ大学教授 (1908~19) として国際法を担当した。『国際法雑誌』 Zeitschrift für Völkerrechtを編集し,またその著『国際法』 International Law (2巻,05~06) で広く認められた。同著は,H.ラウターパハトなどによって改訂され,版を重ねた。オッペンハイムはこの書のなかで,実定法主義をとり,国際法と国内法を峻別する二元論の立場を取った。
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