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おとめ座銀河団 おとめざぎんがだんVirgo cluster of galaxies

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

おとめ座銀河団
おとめざぎんがだん
Virgo cluster of galaxies

銀河の集団である銀河団のうち,最も地球の近くにあり大規模なもの。おとめ座北西部の直径約 12°の天域に約 2500の銀河がみられる。平均の視線速度は 1150 km/s,銀河団までの距離は約 5000万光年,実際の直径は 1200万~1500万光年と推定される。おとめ座銀河団は,われわれの銀河系アンドロメダ銀河が属する銀河群や星雲団から構成される,より高次の集団系である局所超銀河団の中核部をなすと考えられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おとめ座銀河団
おとめざぎんがだん

おとめ座にある銀河団。地球からこの銀河団中心までの距離は約6000万光年で、奥行き方向に4000万光年から9800万光年まで広がっている。1000個から2000個ほどの銀河で構成されていて、銀河団の中心部にはM87という巨大楕円(だえん)銀河がある。この銀河団では渦巻銀河(渦状(かじょう)銀河)と楕円銀河がほぼ同数あり、まだ進化途上の銀河団と思われる。実視等級は9.4等、視直径は10度程度。おとめ座の北部にあり、小望遠鏡を使うと、たくさんの銀河を見ることができる。6月初旬の午後7時ころには南東の空に、午後9時ころに南西の空に見える。
 おとめ座銀河団を中心に銀河の巨大集団である局部超銀河団が形成されていて、天の川銀河(銀河系)が属する局部銀河群は局部超銀河団のはじに位置している。局部銀河群は、おとめ座銀河団のほうに引かれていて、将来おとめ座銀河団と合体すると思われる。[編集部]

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世界大百科事典内のおとめ座銀河団の言及

【おとめ座(乙女座)】より

…Y字の中央のγ星は3.7等,スペクトル型F0で黄白色の美しい二重星である。この天域には,銀河の集団である銀河団のうち,もっとも大規模なものとして知られるおとめ座銀河団があり,13.3等より明るいものだけで約150個,15.5等まででは数千個に達する。概略位置は赤経13h20m,赤緯-2゜。…

※「おとめ座銀河団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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