オリエ(その他表記)Olier, Marie

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「オリエ」の解説

オリエ Olier, Marie

1848-1920 フランス修道女,教育者。
1848年4月20日生まれ。1870年シャルトル聖パウロ修道女会にはいる。明治17年宣教師として来日,東京修道院に着任する。24年函館修道院長となり,31年から聖保禄(パウロ)女学校(現函館白百合学園)校長をかねる。孤児院や博愛医院を設立し,救済活動につくした。大正9年5月16日函館で死去。72歳。パリ出身。本名マリ=ジャンティ(Marie Gentil)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オリエ」の意味・わかりやすい解説

オリエ
Olier, Jean-Jacques

[生]1608.9.20. パリ
[没]1657.4.2. パリ
フランスのカトリック神学者。バンサン・ド・ポール (ビンケンチウス) に導かれて 1633年司祭となり,42年サン・シュルピスの主任司祭となってシュルピス会創立。 45年神学校を正式発足させ司祭の育成尽力。カトリックとプロテスタント融合をはかろうとしたフランスの枢機卿 P.ベリュル (1575~1629) の影響を強く受けた神学的著作を残した。

オリエ
Ollier, Claude

[生]1922.12.17. パリ
フランスの小説家ヌーボー・ロマン系列に属する。作品には,処女作演出』 La Mise en scène (1958) ,『秩序の維持』 Maintien de l'Ordre (61) ,『インドの夏』 Été indien (63) ,『イプシロンの上の生活』 La Vie sur Epsilon (72) など。

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