オリーブ山(読み)オリーブヤマ

デジタル大辞泉 「オリーブ山」の意味・読み・例文・類語

オリーブ‐やま【オリーブ山】

Mount of Olivesパレスチナ地方の古都エルサレム東部の山。標高814メートル。西麓せいろくに、キリスト最後の祈りをささげたゲッセマネの園がある。聖書ではかつて橄欖山かんらんざんと訳された。

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精選版 日本国語大辞典 「オリーブ山」の意味・読み・例文・類語

オリーブ‐さん【オリーブ山】

  1. ( [英語] Mount of Olives の訳語 ) イスラエル、エルサレムの東部にある山。西側のふもとに、イエス‐キリストが最後の祈りをささげたゲッセマネの園がある。橄欖山(かんらんざん)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オリーブ山」の意味・わかりやすい解説

オリーブ山
オリーブさん
Mount of Olives

ヨルダン西岸地方,エルサレム旧市街東壁側のキドロン渓谷をへだてた数個の峰から成る山。アラビア語でジャバルアットゥール (山の山の意) 。通常オリーブ山と呼ばれるのは南の峰 (808m) 。中央の峰 (806m) にはアウグスタビクトリア病院がある。北の峰 (818m) はスコプス山と呼ばれ,イスラエルの飛び領地。イエスが十字架につく前に,最後の祈祷をしたとされるゲッセマネの園は,オリーブ山の西麓にあり,ユダヤ教キリスト教聖地の一つ。 1967年に山麓にユダヤ人墓地が発見された。

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