オルシュティン(英語表記)Olsztyn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルシュティン」の意味・わかりやすい解説

オルシュティン
Olsztyn

ポーランド北東部,ワルミンスコ・マズルスキェ県の県都。ドイツ語ではアレンシュタイン Allenstein。マズリ湖沼地帯の中部,ウィナ川沿いに位置する。 14世紀中頃ドイツ騎士団ワルミア (エルムラント) 司教区の城を建設して以来発展。 1466年ポーランド領になったが,1772年第1次ポーランド分割プロシアに併合された。第2次世界大戦で町の 50%が破壊されたが,1945年ポーランドに復帰し,再建された。大きなタイヤ工場,食品工場があり,マズリ地方の鉄道の要地である。ゴシック様式の大聖堂,ワルミア司教座聖堂 (現マズリ地方博物館) などの歴史的遺跡が多く,文教都市。マズリ湖沼地帯への拠点で,観光地としても有名。人口 17万 3102 (2002) 。

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