デジタル大辞泉
「カイモグラフ」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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カイモグラフ
kymograph
波動曲線記録装置のことで,回転円筒を用いて連続的に変化する諸運動を時間の軸にそってグラフ化し分析できるようにする器械。言語音の場合,声帯振動の有無,鼻むろへ呼気が流れるか否か,口むろを通って呼気が外へ出るか否かが波形の有無として記録され,さらにそれらの時間的前後関係,長さ,高さ,強さがわかる仕組みになっている。最近では電気回路と組合せた電子カイモグラフ electrokymographが用いられている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「カイモグラフ」の意味・わかりやすい解説
カイモグラフ
キモグラフ,運動記録器とも。生理学などで用いられる波動運動の記録装置。筋肉の収縮,心臓の拍動,血圧,呼気の圧力,声帯の振動などの変動が,回転円筒に巻きつけた紙または煤(すす)紙の上に記録される。カール・ルートウィヒの考案(1864年)になり,一時期生理学者の必備の器具であった。最近では,運動を電気的信号に変換・増幅し,オシロスコープまたはインク書き記録器で記録することが多い。
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