ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カトラーン」の意味・わかりやすい解説
カトラーン
Qatrān, Abū Manṣūr `Aḍūdī
[没]1072. ガンジャ
ペルシアの詩人。ペルシア詩アゼルバイジャン派の初期を代表する一人。ガンジャの地方君主に宮廷頌詩詩人として仕え,多くの史実を詠み込んだ詩をつくった。 1046年タブリーズでのナースィレ・ホスローとの出会いは名高い。『カトラーン詩集』 Dīwān-e Qatrānのなかの,42年タブリーズを襲った大地震を描写した詩は代表作とされている。
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