デジタル大辞泉 「カンペール」の意味・読み・例文・類語 カンペール(Quimper) フランス西部、ブルターニュ地方、フィニステール県の都市。同県の県都。プルターニュ半島南西部、オデ川沿いに位置する。旧市街には13世紀から15世紀にかけて建造された同地方初のゴシック聖堂、サンコランタン大聖堂がある。17世紀末より、カンペール焼とよばれる陶器が作られている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「カンペール」の意味・わかりやすい解説 カンペールQuimper フランス西部,ブルターニュ半島先端フィニステール県の県都で,オデ川下流の河港都市。人口6万3000(1990)。地名はブルトン語のケンペールkemper(合流点)に由来する。13~15世紀の大聖堂も有名であるが,その周辺の古い町並み,時たま出会う伝統衣装やブルトン語,そして7月第4日曜日のコルヌアイユ大祭にみる民族衣装や歌と踊りは,ブルターニュ随一の伝統都市の名に恥じない。陶器の製造が17世紀以来の地場産業である。執筆者:田辺 裕 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンペール」の意味・わかりやすい解説 カンペールかんぺーるQuimper フランス西部、フィニステール県の県都。人口6万3238(1999)。ブルターニュ半島南西部のオデ川に沿う都市。かつてはコルヌアーユ伯爵領の首都(カンペール・コランタン)であった。司教座の所在地。大都市から離れているが、食品、繊維工業が盛んであり、カンペール焼とよばれる伝統的な陶器業が有名である。ブルターニュ南部の観光の中心地でもある。ゴシック建築のサン・コランタン大聖堂(13~15世紀建造)がある。[高橋伸夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンペール」の意味・わかりやすい解説 カンペールQuimper フランス西部,フィニステール県の県都。オデー川下流の河港都市。商業中心地で,金属工業などもあるが,特に 17世紀以来の伝統をもつ陶器が有名。ブルターニュ観光の一中心地で,ゴシック様式の聖コランタン大聖堂 (13~16世紀) ,博物館などがあり,毎年7月の祭りには,ブルターニュ全域の伝統的衣装と髪飾りを着けたパレードが行われる。人口6万 2541 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by