20世紀西洋人名事典 「カールサウアー」の解説
カール サウアー
Carl Ortwin Sauer
1889.12.24 - 1975.7.18
米国の地理学者。
アメリカ地理学会会長,カリフォルニア大学教授。
少年時代はドイツで教育を受け、シカゴ大学で地理学を研究し学位を得る。再びドイツに留学したが、’23年からはカリフォルニア大学の教授となる。歴史地理学に文化人類学や生態学の分野を取り入れた環境論的な傾向を展開していった。また、ラテンアメリカに関心を持ち、アメリカ・インディアンに関する研究も発表している。’40年にはアメリカ地理学会の会長となり、’56年には名誉会長、’57年にはカリフォルニア大学の名誉教授となった。主な著作に「土地と生活」(’65年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報