日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガトゥン湖」の意味・わかりやすい解説 ガトゥン湖がとぅんこGatun Lake 中央アメリカ、パナマ中部のパナマ地峡部にある人造湖。水門式のパナマ運河を建設するために、チャグレス川をガトゥン・ダム(高さ35メートル)でせき止めて建設された。面積418平方キロメートル、湖面の標高26メートル。湖内に航路が設定されてパナマ運河の一部をなす。運河はガトゥン・ダムと別に水門で太平洋、大西洋と通じている。湖底には旧パナマ運河鉄道や多くの旧集落が水没している。[今野修平] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガトゥン湖」の意味・わかりやすい解説 ガトゥン湖ガトゥンこGatun Lake パナマ中部,パナマ運河北西部にある人造湖で,運河の一部をなす。カリブ海に注ぐチャグレス川下流部に,1912年ガトゥンダムを建設し河水をせきとめて造られた。面積約 430km2。湖面標高約 26m。湖水は太平洋側に続くギリャードカットへ乾季十分な水量を供給するために利用される。湖中にあるグアチャ島は野生動物保護区となっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報