ガネーシャ(英語表記)Gaṇeśa

デジタル大辞泉 「ガネーシャ」の意味・読み・例文・類語

ガネーシャ(〈梵〉Gaṇeśa)

ヒンズー教の神。象の頭をもち、福徳知恵をつかさどる。のちに仏教に入り歓喜天かんぎてんとなった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガネーシャ」の意味・わかりやすい解説

ガネーシャ
Gaṇeśa

インド神話の神。「眷属の支配者」の意。ガナパティともいう。シバ神とパールバティー妃の子とも眷属の一人ともされる。インド一般に,知恵学問の神として尊崇され,学問上の書物冒頭にこの神に対する帰敬偈がおかれることが多い。姿は,象面で長鼻,1牙,4臂,長腹をもつ。ヒンドゥー教のガーナパティヤ派の主神と仰がれ,インド周辺諸国に伝えられるほど盛んな信仰を受け,今日でもその信仰は存続している。仏教のなかでも密教の信仰に取入れられ,歓喜天または聖天 (しょうてん) として信仰を受けている。

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