すべて 

ガラクチトール

化学辞典 第2版 「ガラクチトール」の解説

ガラクチトール
ガラクチトール
galactitol

C6H14O6(182.17).ズルシトールともいう.ヘキシトール一種.植物界に広く分布するが,マダガスカル産のズルシットマンナには,主成分として含まれる.それからの熱水抽出によるほか,D-もしくはL-ガラクトースの還元,モノクロロアセトアルデヒドとアセチレンとの化学的合成によっても得られる.無色結晶.融点188~189 ℃,沸点275~280 ℃(133 Pa).1.47.pKa 13.5(18 ℃).光学不活性.冷水に難溶,熱水には易溶.糖尿病患者の甘味料として利用される.[CAS 608-66-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ガラクチトール」の解説

ガラクチトール

 C6H14O6 (mw182.17).

 ヘキソースアルコール(ヘキシトール)の一種.ガラクトースの還元によって得られる.マダガスカルマンナ(ズルサイト),紅藻類などには遊離型で存在.融点188〜189℃.メソ体であるため旋光性はない.水によく溶けわずかな甘味を呈する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

すべて 

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む