キュビット(その他表記)cubit

翻訳|cubit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュビット」の意味・わかりやすい解説

キュビット
cubit

古代から中世にかけ多く民族が使用した,長さの単位。前3000年頃のエジプトで使われ始め,その後世界各地に広まったと考えられる。1キュビットはおおむね 450mmほどの長さとされていたが,530mm程度に定めていた文化もあった。この長さは肘から中指の先までの長さに由来し,1キュビットは 6パーム(手のひらの幅),あるいは 2スパン(手を広げたときの,親指の先と小指の先の間の長さ)とされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android