キョウ・むかう

普及版 字通 「キョウ・むかう」の読み・字形・画数・意味


19画

[字音] キョウ(キャウ)
[字訓] むかう

[字形] 形声
声符は(郷)(きよう)。は礼器の盛食の器である(き))をはさんで、左右に人の対坐する形で、の初文。ゆえに「(むか)う」意となる。はその繁文とみてよい。金文の冊命(さくめい)廷礼の文に「中に立ちて北す」と、を用いる。

[訓義]
1. むかう。
2. 向と通じ、まど。
3. と通じ、さきに。
4. と通じ、うける、もてなす。
5. 響と通じ、ひびき。

[古辞書の訓]
名義抄 ムカフ・マド・オモムク 〔字鏡集〕 ムカフ・オモムク・ツク・ヒビキ・マコト・ヨシ

[語系]
は〔説文〕未収。金文にを北の義に用い、その初文とみてよい。・向xiangは同声。向は神明を迎える窓の形で、神明を迎え、向かう意がある。・享も同声で通用する。

[熟語]
使

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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