現代外国人名録2016 「キリテ・カナワ」の解説
キリ テ・カナワ
Kiri Te Kanawa
- 職業・肩書
- ソプラノ歌手
- 国籍
- ニュージーランド
- 生年月日
- 1944年3月6日
- 出生地
- ギスボーン
- 本名
- Te Kanawa,Kiri Jeanette Claire
- 受賞
- サン・エアリア・コンクール第1位
- 経歴
- 父はマオリ族出身、母はヨーロッパ人。オークランドでメアリー・レオに学び、メルボルンのサン・エアリア・コンクール第1位など、いくつか受賞。渡英してロンドン・オペラ・センターで学んだ。1969年ニュージーランド・オペラ・カンパニーに所属し、「カルメン」でデビュー。同年コベント・ガーデン王立歌劇場の「花の乙女」でヨーロッパデビュー。’70年「フィガロの結婚」の伯爵夫人で一躍国際的スターとなった。’73年グラインドボーン音楽祭に出演。’74年「オテロ」デズデモナ役でメトロポリタン歌劇場にデビュー。’80年には同役でウィーン歌劇場にもデビュー。他にパリ・オペラ座などに出演。他の当たり役に「ばらの騎士」元帥夫人、「カプリッチョ」伯爵夫人など。’81年チャールズ皇太子結婚式でヘンデルのオラトリオ「サムソン」の中の曲を独唱。’82年エリザベス女王から“デーム”に叙せられた。オペラ曲の他、アメリカのポピュラー音楽も歌う。’70年以来度々来日。’97年にはジャズ歌手、ナタリー・コールとの異色の組み合わせで来日公演を行う。著書に「白雲たなびく地―マオリの神話と伝説」(’89年)がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報