キングストンアポンテムズ(英語表記)Kingston upon Thames

精選版 日本国語大辞典 の解説

キングストン‐アポン‐テムズ

  1. ( Kingston upon Thames ) イギリス、ロンドン南西部の、テムズ川に沿う住宅工業都市。一〇世紀頃アングロサクソン王の戴冠式が行なわれた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キングストンアポンテムズ
Kingston upon Thames

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。外部ロンドンに属する区で,グレーターロンドンの西南部,テムズ川右岸に位置する。テムズ川の渡河点として早くから集落ができ,アングロ・サクソン七王国の王はキングストン戴冠式を行なった。おもに住宅地であるが,大規模なショッピングセンターがあり,軽工業も行なわれる。1965年まではサリー県に属し,今日でも県庁舎がある。面積 38km2人口 14万7273(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

キングストン・アポン・テムズ
きんぐすとんあぽんてむず
Kingston upon Thames

イギリスの首都大ロンドン南西部の区。面積37.5平方キロメートル、人口14万7295(2001)。有史前、テムズ川の渡河点に発生した集落で、中世にはアングロ・サクソン王7人の戴冠(たいかん)式が行われた歴史をもつ。その後サリー県の商工業都市として発展したが、近くにハンプトン・コート宮殿、リッチモンド公園などの公園・緑地に恵まれ、保養地としても優れ、1965年の大ロンドン発足時に近郊住宅地として併合された。

井内 昇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android