クイアバ(その他表記)Cuiabá

デジタル大辞泉 「クイアバ」の意味・読み・例文・類語

クイアバ(Cuiabá)

ブラジル中西部、マトグロッソ州の州都パラグアイ川源流クイアバ川に面する河港都市として発展。南西部に広がる大湿原パンタナールや、ギマランイス高原への観光拠点になっている。クイヤバ。クヤバ

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改訂新版 世界大百科事典 「クイアバ」の意味・わかりやすい解説

クイアバ
Cuiabá

ブラジル中西部,マト・グロッソ州の州都。人口54万2861(2005)。1719年金採掘の中心として創設された。首都ブラジリアの西方国道沿いに1140km,クイアバ川沿いの標高165mの高原上に位置する。パンタナル観光の基地清涼飲料,ゴム加工業等商工業の中心で,1779年建設のサンタ・アナ教会をはじめ,18世紀の建築物も多い。郊外にアグアス・ケンテス温泉がある。南米大陸の測地学上の中心点,ランドサット衛星追跡基地がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クイアバ」の意味・わかりやすい解説

クイアバ
Cuiabá

旧綴 Cuyabá。ブラジル中部西寄り,マトグロッソ州の州都。中心集落はマトグロッソ高原南西麓,標高 220mの地にあり,パラグアイ川支流クイアバ川にのぞむ。 1719年砂金を求めてやってきた人々によって建設された町で,周辺では現在も金,ダイヤモンドなどを産するが,現在はおもに牧牛・農業地帯の中心地として肉牛皮革食肉,ゴム,ヤシの実などを集散する。マトグロッソ連邦大学 (1970) 所在地。道路交通の要地で,南のカンポグランデを経てサンパウロと連絡するほか,首都ブラジリアから西に延びてポルトベリョ方面へいたる幹線道路が通り,1976年にはトランスアマゾン・ハイウェーによりアマゾン川下流部の河港サンタレンと結ばれた。水運も盛んで,ボリビアとの国境の河港コルンバとの間に定期船が就航。人口 40万 1112 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のクイアバの言及

【マト・グロッソ[州]】より

…人口密度2.6人/km2。州都クイアバ。かつては北は南緯7゜21′から南は24゜06′までに広がる大州であったが,1979年3月,全体としての人口増と南部地域の開発の進展から,南部がマト・グロッソ・ド・スル州Mato Grosso do Sulとして分離独立した。…

※「クイアバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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