カンポグランデ(その他表記)Campo Grande

デジタル大辞泉 「カンポグランデ」の意味・読み・例文・類語

カンポ‐グランデ(Campo Grande)

ブラジルマトグロッソドスル州の州都ボリビアパラグアイとの国境に近く、東西を結ぶ交通要衝日本、特に沖縄県からの移民が多い。カンポグランジ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンポグランデ」の意味・わかりやすい解説

カンポグランデ
Campo Grande

ブラジル南西部,マトグロッソドスル州の州都。中心集落はサンパウロ西北西約 900km,マラカジュ山脈中にあり,標高約 540m。同州最大の商業中心地で,豊かな農牧地帯を背後に控え,牛やコーヒー,米,綿花,サトウキビトウモロコシなどの農産物を集散するほか,食肉,皮革マテ茶 (パラグアイ茶) などの加工業が立地する。交通の要地で,サンパウロからボリビアとの国境の町コルンバへ通じる幹線鉄道が通り,パラグアイとの国境の町ポンタポランへ通じる支線が分岐する。道路も四通する。人口 45万 9554 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンポグランデ」の意味・わかりやすい解説

カンポ・グランデ
かんぽぐらんで
Campo Grande

ブラジル中西部、マト・グロッソ・ド・スール州の州都。人口66万3621(2000)。サン・パウロからボリビアに通じる鉄道ノロエステ線でサン・パウロから1050キロメートルに位置する。付近は広大な草原の大牧場地域で、コーヒー、大豆、小麦などの生産が盛んである。先住民の文物、装飾品を収集する観光客が集まる。市の北西近郊に日本人の集団入植地バルゼア・アレグレがある。

[山本正三]

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世界大百科事典(旧版)内のカンポグランデの言及

【マト・グロッソ[州]】より

…かつては北は南緯7゜21′から南は24゜06′までに広がる大州であったが,1979年3月,全体としての人口増と南部地域の開発の進展から,南部がマト・グロッソ・ド・スル州Mato Grosso do Sulとして分離独立した。マト・グロッソ・ド・スル州は,面積35万0548km2,人口191万2800(1995),人口密度5.4人/km2,州都カンポ・グランデである。ここでは両州を合わせた一つの地域として説明する。…

※「カンポグランデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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