カンポグランデ(読み)かんぽぐらんで(英語表記)Campo Grande

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンポグランデ」の意味・わかりやすい解説

カンポグランデ
Campo Grande

ブラジル南西部,マトグロッソドスル州州都。中心集落はサンパウロ西北西約 900km,マラカジュ山脈中にあり,標高約 540m。同州最大の商業中心地で,豊かな農牧地帯を背後に控え,牛やコーヒー,米,綿花,サトウキビトウモロコシなどの農産物を集散するほか,食肉,皮革マテ茶 (パラグアイ茶) などの加工業が立地する。交通の要地で,サンパウロからボリビアとの国境の町コルンバへ通じる幹線鉄道が通り,パラグアイとの国境の町ポンタポランへ通じる支線が分岐する。道路も四通する。人口 45万 9554 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンポグランデ」の意味・わかりやすい解説

カンポ・グランデ
かんぽぐらんで
Campo Grande

ブラジル中西部、マト・グロッソ・ド・スール州の州都。人口66万3621(2000)。サン・パウロからボリビアに通じる鉄道ノロエステ線でサン・パウロから1050キロメートルに位置する。付近は広大な草原の大牧場地域で、コーヒー、大豆小麦などの生産が盛んである。先住民文物装飾品を収集する観光客が集まる。市の北西近郊に日本人の集団入植地バルゼア・アレグレがある。

[山本正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android