日本大百科全書(ニッポニカ) 「クイーンズ」の意味・わかりやすい解説 クイーンズくいーんずQueens アメリカ合衆国、ニューヨーク州ニューヨーク市東部の区。人口222万9379(2000)。面積293平方キロメートル。ロング・アイランド島西端部を占める。1635年オランダ人の入植に始まり、1898年にニューヨーク市の区となる。20世紀に入りクイーンズボロ橋(1909)やロング・アイランド鉄道トンネル(1910)の建設以降、マンハッタン、ブロンクスなど本土との交通が密となり、住宅地化、工業化が進んだ。ラ・ガーディア空港、ジョン・エフ・ケネディ国際空港がある。[作野和世][参照項目] | ニューヨーク(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クイーンズ」の意味・わかりやすい解説 クイーンズQueens アメリカ合衆国,ニューヨーク市の5区 (バラ) の一つ。同名の郡をなす。ロングアイランド西部に位置し,イースト川とロングアイランド海峡の接点から大西洋まで島を横切って延びている。初期植民地時代には,ニューネザーランドの一部分。その後町々は次第に統合され,1664年にイギリスの支配下に入り,19世紀には周辺農村地域の小さな商業中心地に発展し,漁村のうちのいくつかは避暑地として有名になった。 1898年にニューヨーク市を構成する区となった。 1909年のクイーンズバラ橋,翌年のロングアイランド鉄道のトンネル開通後急速に発展。現在大部分の地域は住宅地となっているが,多種多様の工場,倉庫があり,運送の基地でもある。 J.F.ケネディ国際空港がある。面積 328km2。人口 195万 1598 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報