グラブリオ(その他表記)Glabrio, Manius Acilius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラブリオ」の意味・わかりやすい解説

グラブリオ
Glabrio, Manius Acilius

古代ローマの政治家プレプス (平民) の出身。前 201年護民官 (トリブヌス・プレビス ) 。エトルリア人暴動鎮圧。前 191年執政官 (コンスル ) 。シリアに遠征,アンチオコス3世を破り,デルフォイの神域を拡大した。のち戸口総監 (ケンソル ) をつとめて引退

グラブリオ
Glabrio, Manius Acilius

[生]前155頃
[没]?
古代ローマの政治家。プレプス (平民) の出身。 M.A.グラブリオの孫。卜占官,護民官 (前 122) 。 G.グラックス (→グラックス兄弟 ) に協力地方長官の不法取得取締りに関するアキリウス法を成立させた。

グラブリオ
Glabrio, Manius Acilius

古代ローマの政治家。プレプス (平民) の出身。 M.A.グラブリオの子。前 70年法務官 (プラエトル ) としてウェレス裁判を指揮。前 67年執政官。ミトラダテス6世とも戦った。

グラブリオ
Glabrio, Manius Acilius

[生]?
[没]95
古代ローマの政治家。プレプス (平民) の出身。 91年執政官 (→コンスル ) 。キリスト教徒であったといわれる。闘技場で戦うことを強制されたのち,追放,処刑された。

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