日本大百科全書(ニッポニカ) 「グロジャン」の意味・わかりやすい解説 グロジャンぐろじゃんJean Grosjean(1912―2006) フランスの詩人。高等中学(リセ)卒業後、1950年までカトリックの聖職に就いた。アラビア語やヘブライ語の学殖もあり、まさに「雅歌」を思わせると評される美しい詩を書く。代表的詩集に『時の大地』(1946)、『義人の書』(1952)、『人の子』(1953)、『権威者と通行者』(1956)などがある。その底には教父や預言者の精神を伝えるものがあり、人間社会の混乱のうえへ高くぬきんでる息吹が感じられる。[安藤元雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グロジャン」の意味・わかりやすい解説 グロジャンGrosjean, Jean [生]1912.12.21. パリ[没]2006.4.10.フランスの詩人。 1939年聖職につき,神と人間の問題を追求し,クローデルの再来といわれる。主著,散文詩集『義人の書』 Le Livre du juste (1952) ,『予言者』 Les Prophètes (55,ヘブライ語からの翻訳) ,『陛下と通行人』 Majestés et Passants (56) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by