ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コレイア」の意味・わかりやすい解説
コレイア
Correia, Duarte
[没]1639.8. 肥前,大村
ポルトガルの船長。 1619年以降マカオからしばしば日本に来て,宣教師アッセンシオン,マシャード,パチェコらの殉教のありさまを見聞し (→元和大殉教 ) ,彼らの書簡を伝達し,また功績調査の証人となったが,江戸幕府のキリシタン迫害にあって,大村の獄に捕われ,火刑に処せられた。その島原の乱の聞き書きは大村獄中で書かれた。
コレイア
Correia, Raimundo da Mota Azevedo
[没]1911.9.13. パリ
ブラジルの詩人。 1882年にサンパウロ大学法学部を卒業,司法官となる。ブラジル文学アカデミーの創設者の一人。 O.ビラック,A.オリベイラとともに高踏派の三大詩人の一人。主著『シンフォニー』 Sinfonias (1883) ,『ハレルヤ』 Aleluias (91) ,『詩集』 Poesias (98) 。高踏派の詩人のなかで最も哲学的で,自然や女性を歌った作品が多い。
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