コンソン諸島(読み)コンソンショトウ(その他表記)Con Son

デジタル大辞泉 「コンソン諸島」の意味・読み・例文・類語

コンソン‐しょとう〔‐シヨタウ〕【コンソン諸島】

Con Son》⇒コンダオ諸島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンソン諸島」の意味・わかりやすい解説

コンソン諸島
コンソンしょとう
Con Son

別称コンダオ Con Dao諸島南シナ海南西部にあるベトナム領の島群。メコン川河口の南東沖約 100kmに位置する。 10以上の島から成る。主島コンソン島は石灰岩質の島で,フランス統治時代より 1975年4月のベトナム統一まで悪名高い政治犯収容所があった。タバコナンキンマメコーヒーなどの栽培林業が行われる。本土とは海路で連絡されるほか,ホーチミン市,カントー空路で結ばれる。面積約 80km2人口 3300 (1980推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンソン諸島」の意味・わかりやすい解説

コンソン諸島
こんそんしょとう
Conson

ベトナム南東部、南シナ海に浮かぶ諸島。旧称コンドル諸島。大小12の島からなるが、主島のコンソン島は標高が584メートルあり、古くからコンドル島として知られ、東西交通の船舶目標とされた。フランス植民地時代以降、政治犯の流刑地として利用され、人々に恐れられた。島ではコーヒー、ヤシ園も開かれ、ホー・チ・ミン市との間に定期航路もある。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android