翻訳|sarod
北インドのリュート型撥弦(はつげん)楽器。一木製で、全長約95~150センチメートル、金属製の指板がついた細長い棹(さお)と羊の皮を張った直径約30センチメートルの円形の胴をもつ。フレットはなく、胴と棹の境目には5センチメートルほどのくびれがある。棹の上部裏側にヒョウタンなどの共鳴器をつけることもある。現在では、主要弦8本、リズム、ドローン用のチカリ弦2本、共鳴弦15本。すべて金属製。主要弦8本のうち4本は主音と完全5度の関係に、残りはラーガ(旋法)に従って調律する。音域は約3オクターブ。ほとんど真横に構え、小さな義甲(象牙(ぞうげ)製など)で演奏する。本来は古典音楽の独奏楽器であったが、近年シタールなどとの協奏様式が発達した。西アジアのウードと深い関連があるといわれている。
[柴田典子]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...