サンタカタリナ島(読み)サンタカタリナとう(英語表記)Santa Catalina

翻訳|Santa Catalina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンタカタリナ島」の意味・わかりやすい解説

サンタカタリナ島
サンタカタリナとう
Santa Catalina Island

アメリカ合衆国カリフォルニア州,ロサンゼルス南方の島。 1542年 J.R.カブリリョが到達した。この島には 1602年頃スペイン人の S.ビスカイノの探検隊が避難したことがあり,この隊長アレキサンドリアのセントカテリーヌにちなんで島の名をつけた。アメリカ=メキシコ戦争以後 (1848) ,アメリカ合衆国領となった。 1919年 W.ウルグレイが買取ってから観光地として発展し,現在チャネル諸島中,最も開発の進んだ島となっている。海底山脈の頂部が海面上に現れているもので,最高峰はオリザバ山 (613m) 。岬や湾の多い複雑な海岸線をつくっている。夏季温暖乾燥,冬季温和で降雨のある地中海式気候を呈する。南東端のアバロンが唯一の都市で,水路および空路により対岸のロングビーチやニューポートビーチと結ばれている。アバロン湾の海底公園は,ガラス張りの船底を通して豊富な海中生物を見ることができるので有名。面積 192km2

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンタカタリナ島」の意味・わかりやすい解説

サンタ・カタリナ島
さんたかたりなとう
Santa Catalina

アメリカ合衆国、カリフォルニア州南部の沖合いにあるサンタ・バーバラ諸島の島。面積約180平方キロメートル。島頂約640メートル。本土との間にサン・ペドロ海峡がある。中心地はアバロン。本土側のロサンゼルスに比べると、夏は涼しく冬は暖かい。海釣りなどの観光地として、また避暑・避寒地として知られる。海中公園があり、潜水船で遊覧することができる。1542年にスペインのカブリリョにより発見された。

[鶴見英策]

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