シャロンアンシャンパーニュ(その他表記)Châlons-en-Champagne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シャロンアンシャンパーニュ
Châlons-en-Champagne

フランス北東部,マルヌ県の県都。古代名ドゥロカタラウヌム Durocatalaunum。1997年までシャロンシュルマルヌ Châlons-sur-Marne。マルヌ川右岸に位置する。初めケルト人の一部族カタラウニの中心集落。ローマ属州時代 451年に町の南方でローマ軍がアッチラを撃退したカタラウヌム平原の戦いは有名。中世には地方農産物集散地として栄えた。ビール,シャンパン醸造をはじめ,製糖壁紙,農耕機械,靴製造などの工業がある。パリとストラスブール,カレーとスイスバーゼルを結ぶ鉄道,道路が交差し,マルヌ川とそれに並行する運河とによって,ライン川水系,セーヌ川水系と結ばれる。聖エティエンヌ大聖堂(13世紀),ノートル・ダム・アン・ボー聖堂(12~15世紀),17~18世紀の宮殿などが残る。人口 4万5400(2004推計)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

シャロン・アン・シャンパーニュ
しゃろんあんしゃんぱーにゅ
Châlons-en-champagne

フランス北東部、マルヌ県の県都。パリの東167キロメートル、マルヌ川河畔に位置する。以前の市名はシャロン・シュル・マルヌであったが、名称変更した。人口4万7339(1999)。古代カタラウニ人の首都で、交通の要衝にあり、ローマ人が要塞(ようさい)化した。古称カタラウヌムCatalaunum。シャンパーニュ・ワインの生産地帯にあり、ぶどう酒がもっとも有名な農産物であるが、豊かな農業地域で、穀物なども産する。ビール、電気製品、壁紙、工業用洗剤および他の化学製品、精密機械などの工業がある。ロマネスク様式の塔とステンドグラスが美しいサンテティエンヌ大聖堂は13世紀の建築で、ルイ16世の下で大幅に修復された。ノートル・ダム・アン・ボー教会は13世紀の創建、4本の塔とステンドグラスをもつ。

[大嶽幸彦]

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