20世紀西洋人名事典 「シュテファンツヴァイク」の解説
シュテファン ツヴァイク
Stefan Zweig
1881.11.24 - 1942.2.23
オーストリアの作家,劇作家,詩人,評論家。
ウィーン生まれ。
ユダヤ実業家の子として生まれ、創作活動は小説、戯曲、評論、伝記など多岐にわたった。ベルハーレン、ロマン・ロラン、フロイトなどと親交を結び、第一次世界大戦中に反戦運動に参加。ナチス台頭後、住み慣れたザルツブルグを去り、英国、アメリカを経てブラジルに亡命するが、亡命生活の孤独に堪えかねて第二の妻ロッテとともに自らの命を絶った。作品は多数あるが、特に「フーシェ」(’29年)、「マリー・アントワネット」(’32年)などの伝記小説が優れ、作品はほかに評伝「三人の巨匠」(’20年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報