ジョス(読み)じょす(英語表記)Jos

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョス」の意味・わかりやすい解説

ジョス
じょす
Jos

西アフリカ、ナイジェリア中部、プラトー州の州都人口20万1200(1995)。標高約1200メートルのジョス高原の中心都市で、白人避暑地として知られる。近郊には錫(すず)鉱山があり、錫鉱石を搬出するため、1927年ポート・ハーコートより鉄道が敷かれた。ジョス大学と獣医学研究所がある。

[島田周平]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョス」の意味・わかりやすい解説

ジョス
Jos

ナイジェリア中部のスズ鉱山の町。ザリア南東約 180km,ジョス高原中の標高約 1300mに位置。 1903年,スズ鉱山にイギリス人が進出してから発展。スズとコロンバイト露天掘りが行われる。ギニアコーン,ミレットを産し,キャッサバヤムイモトウモロコシ,野菜などを集散。広い道路,ヨーロッパ風の建物をもつ美しい町で,快適な気候に恵まれ,保養地にもなっている。西アフリカ最古の文明といわれるノク文化陶器が出土し,それらを収めた博物館がある。国内空港がある。人口 18万 2100 (1991推計) 。

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