ジョンストン島(その他表記)Johnston Island

改訂新版 世界大百科事典 「ジョンストン島」の意味・わかりやすい解説

ジョンストン[島]
Johnston Island

中部太平洋ホノルル西南西約1130kmにある周囲約25km,陸地面積約1km2のアメリカ領の環礁。人口約300。1807年イギリス人のC.J.ジョンストン船長に発見された当時は無人島であった。58年アメリカ合衆国とハワイ王国に併合され,以後およそ50年間燐鉱石が採掘された。1934年アメリカ海軍の管轄下に置かれ,48年からはアメリカ空軍管轄権が移された。化学兵器の貯蔵基地として知られ,ホノルルからの航空機給油に立ち寄っても一般乗客が飛行機を離れることは許されない。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョンストン島」の意味・わかりやすい解説

ジョンストン島
じょんすとんとう
Johnston Island

太平洋のほぼ中部、ハワイのホノルルの西南西1130キロメートルにある島。周囲25キロメートルの環礁の中にサンドSand島とジョンストン島がある。1807年イギリスの軍艦コーンウォリスの艦長ジョンストンが発見、58年アメリカに併合され、グアノ(鳥糞石(ちょうふんせき))の産出で重要視された。1934年以後アメリカ海軍基地、48年からは航空基地となる。現在ミクロネシア航空が就航。1958年アメリカの超高空核実験がこの島の上空で行われた。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョンストン島」の意味・わかりやすい解説

ジョンストン島
ジョンストンとう
Johnston Island

北太平洋ハワイ諸島のホノルルの南西約 1150kmにあるサンゴ島。アメリカ合衆国領。ジョンストン,サンドの2島と周囲約 20kmにわたるサンゴ礁から成る。 1807年イギリスの船長ジョンストンが来航,58年合衆国とハワイ王国の共同統治領。 1939年より合衆国海軍,48年より同空軍管轄。核実験基地として使われた。

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