ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョンストン」の意味・わかりやすい解説
ジョンストン
Johnston, Joseph Eggleston
[没]1891.3.21. ワシントンD.C.
アメリカの軍人,政治家。 1861年南部連合の連邦脱退に伴い出身地バージニアと運命をともにし,南軍に参加,シェナンドーの南軍指揮官。最初の戦闘,ブルランの戦いに勝利を得て信頼を集めた。南部連合大統領 J.デービスの作戦計画には反対であったが,その作戦に従い,62年5月フェアオークスの戦いで善戦し,重傷を負って R.リー将軍に職務を譲った。 65年3月シャーマン軍をノースカロライナで阻止しようとしたが,4月 26日ダラムステーションで降伏。戦後連邦下院議員 (1879~81) ,連邦鉄道委員 (85) をつとめた。
ジョンストン
Johnston, Albert Sidney
[没]1862.4.6. アメリカ,テネシー,シャイロー
アメリカ南北戦争期の軍人。ブラックホーク戦争やアメリカ=メキシコ戦争に従軍したのち,1861年南部連合の連邦脱退に伴い南軍に参加。南部連合大統領 J.デービスから西部方面軍司令官に任じられ,62年2月ナッシュビル陥落ののちミシシッピ州コリントに兵力を集中し,4月6~7日シャイローで U.グラント将軍指揮下の北軍を急襲して優勢に戦闘を展開したが,戦死した。
ジョンストン
Johnston, Sir Harry Hamilton
[没]1927.7.31. ノッティンガムシャー,ワークサップ近郊
イギリスの探検家,植民地行政官。 1882~83年ポルトガル領西アフリカからコンゴ川流域を探検,調査。 84年イギリス王立学士院のキリマンジャロ山調査隊を指揮。 85年以降外務省に入りアフリカで外交官,行政官をつとめる。アフリカについて多くの著作を発表,その他小説も執筆。
ジョンストン
Johnston, Richard Malcolm
[没]1898
アメリカのユーモア作家,教育者。 A.B.ロングストリート (1790~1870) の『ジョージア風景』 Georgia Scenes (35) の流れをくむユーモラスな『ジョージア・スケッチ』 Georgia Sketches (64) で記憶されている。
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