現代外国人名録2016 「ジルロマン」の解説
ジル ロマン
Gil Roman
- 職業・肩書
- バレエダンサー,振付師 モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1960年11月29日
- 出生地
- アレス
- 受賞
- ニジンスキー賞〔2006年〕
- 経歴
- 7歳からバレエを始め、モンテカルロのマリカ・ベゾブラゾヴァ、カンヌのロゼラ・ハイタワー、ホセ・フェランに師事。ベジャールの「想像のモリエール」に感銘を受け、パリでオーディションを受けて1979年ブリュッセルの20世紀バレエ団(現・モーリス・ベジャール・バレエ団)に入団。「イリュミナシオン」で初舞台を踏み、’83年「未来のためのミサ」の主役に抜擢される。以来、ベジャール作品のほとんどの作品に出演。代表作に「アダージェット」「ディブーク」「ニーベルングの指輪」「ハムレット」「中国の不思議な役人」「ホアンとテレサ」「バレエ・フォー・ライフ」「ブレルとバルバラ」など。’93年カンパニーの副芸術監督に就任。’95年には初の振付作品を発表。主な振付作品に「衣は僧を作らず」(’95年)、「ベラについての考察」(’97年)、「鯨のエコノグラフィー」(2003年)、「精神のカジノ」(2004年)、「アリア」(2009年)などがある。また、ベジャールによる映画や劇作に出演するなど、幅広い活動を続ける。2007年12月ベジャールの死を受けて、ベジャール・バレエ・ローザンヌの芸術監督に就任。遺作「八十分間世界一周」を携えてのツアーを成功させた。2009年映画「ベジャール、そしてバレエはつづく」(アランチャ・アギーレ監督)に出演。1982年以来、来日多数。2009年「ベジャール・ガラ」開催で来日、東京バレエ団を指導。2014年ベジャールの大作「第九交響曲」を東京バレエ団と共同で上演。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報