スカパフロー(英語表記)Scapa Flow

翻訳|Scapa Flow

改訂新版 世界大百科事典 「スカパフロー」の意味・わかりやすい解説

スカパ・フロー
Scapa Flow

イギリスのスコットランド北東のオークニー諸島の南にある海湾。主島ポモナとホイ島に囲まれ,長さ24km,幅13km,面積125km2北海大西洋接続水域にある要衝。1914年6月,ジェリコー提督John Rushworth Jellicoe(1859-1935)により,イギリス大艦隊の根拠地に選定され,第1次世界大戦中使用された。18年ドイツ艦隊は降状後ここに回航されたが,連合国に引渡しを拒み,19年6月,大部分はここで自沈した。第1次大戦後訓練の際の寄港地,荒天時の避泊地として使用されていたが,第2次大戦時には再び補給,修理,休養施設をもつ艦隊根拠地として使用された。戦後はこれら施設は閉鎖され,現在は単なる寄港地,避泊地となっている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スカパフロー」の意味・わかりやすい解説

スカパフロー
Scapa Flow

イギリススコットランド北岸沖,オークニー諸島にある湾。北はメーンランド(ポモナ島),東はサウスロンルドセー島,西はホイ島に囲まれ,南のペントランド海峡に向かって開口する。南北約 24km,東西約 13kmの陸地に囲まれた海域で,北海大西洋境界にあたるため,第1次世界大戦と第2次世界大戦でイギリス海軍の基地として重要な役割を果たした。1956年に基地は閉鎖された。

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百科事典マイペディア 「スカパフロー」の意味・わかりやすい解説

スカパ・フロー

英国,スコットランド北部,オークニー諸島のポモナ,ホイなどの島々に囲まれた水域。東西24km,南北13km。北海と大西洋を連絡する要地で第1次,第2次大戦時の英海軍の根拠地として大きな役割を果たしたが,1956年基地は閉鎖された。

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